ガン 希望の数珠つなぎ
不安の対処法−1
ガン患者はいつも不安です。
私も不安です。いつもではないですが、不安な時もあります。
ガン患者やその家族ほど不安から解放される必要がある人はいないかも知れません。
さてさて・・・
アレン・カーという人が書いた「安心セラピー」という本の中から。
アレン・カーは禁煙セラピーの著者でもあり、多くの喫煙者を禁煙させたことでも有名です。この本は心配癖がある人に、禁煙セラピーと同じメソッドである「イージーウェイ」という方法を使用して対処しようというものです。
その本にあった、ゴールデンルールというものを抜粋します。
1.ポジティブに物事を考える
2.何か心配事が起こった場合、その問題をすぐに解決することができないなら、まず解決のためのプランを立てる。解決策が何もない場合は、その問題でくよくよ悩んで自分を苦しめても意味はありません。
3.何かが心配なとき「最悪の場合どうなるか?」を考える。たいていの場合、それが現実になっても、実はたいしたことではないものです。
4.心配事や悩みの最大の原因は「分からないこと」でも「知らないこと」は恥ずかしいことではありません。自分の無知を怖くて認められない・・・これは恥ずべきことです。そのことを認めなかったら、一生、心配事を抱えなくてはなりません。
5.恐怖心は「敵」だとか、自分の「欠点」だと思わないこと。それはあなたの強い味方なのです。火災報知器のように身に危険が迫っていることを知らせてくれます。だからあなたは危険から身を守ったり、危険な状況を解決することができるのです。
6.済んだことを後悔しない。同じ間違いを犯さないための貴重な経験だと思いましょう。
7.失敗を恐れない
8.将来に投資する
9.あなた自身、肉体的にも精神的にも強い人間になれる素質を持っていることに気づく。
10.自分の持っている素質を実際の生活で使う。
11.何事も学ぶのに遅すぎることはない。
12・自分の子供に「イージーウェイのゴールデンルール」を教える。
13.充実した生活を送る。生産的で有意義な活動をする。
14.いつも自分の良心に耳を傾けて行動する。
15.正直であることが人生最良の智恵である。
16.何かを悩んだり心配したりすることで大切な宝物を無駄にしない。
==================================
普通の悩みにも使えそうなルールがたくさんありますが、ガンの不安を抱えている人にも同じことはあてはまるような気がします。
いいなあと思ったのは以下のフレーズ。
悩みのほとんどは起こるかどうか分からないこと。
もし「最悪のケース」が起きてもその結果はたいして深刻ではないもの。
私たちガン患者は常に最悪のケースを考えて日々心配しまくっています。
でも、その心配は起こるかどうか「現時点」では誰にもわからないものですよね。
私はここを読んであまり心配をするのをやめようと思いました。
心配しても何一つ得なことはありません。余計に治りにくくなるだけですし。
不安の対処法ー2 死の恐怖
ガン=死だったころ、いや、そうでなくても「死」に対する恐怖というのは多かれ少なかれ誰にでもありますよね。
ガン患者はことさら死の話題を避けます。
以前乳癌のドラマがあって5年生存率87%〜というタイトルでしたが患者から「生存率を削除してほしい」という依頼があってタイトルから削除したということがありったそうです。そのくらい「死」は患者にとって恐怖です。
もちろん私もそうで、ガンの不安の半分くらいは死につながっているためじゃないかと思うくらいです。
でもこの本を読んで少し死の恐怖が薄らぎました。
「臨死体験」立花隆
不安の根源は「死ぬ間際ってくるしいんじゃないのかなぁ」と思っていたのですがどうやらそうでもなさそうなのです。
驚くことに臨終時の表情を研究した人がいて、臨終時には安らかに死ぬ人が多いらしいです。本の中にはこうあります。
(以下引用)
人は死ぬ時、安らかに死ぬ人が多い。社会保障研究所の井上勝也氏の1175名の老人の臨終時表情調査によると「安らか」が70.6%、「無表情」が14%、「苦痛」が10.7%、「興奮・緊張」が1.5%となっている。これは平均の数字で死因によってパーセンテージは多少変わってくる。死因のうち老衰は約20%であとは何らかの病気で死んでいる。末期がんの場合でも実に69.2%は安らかに死んでおり、平均とあまりちがわないのである(引用ここまで)
臨死体験をした方の中には、死を恐れなくなったとか、この世のものとは思えないほどの快楽だったなどの感想を言う方が多いそうです。
死の苦痛というのはあまりないらしい。
そう思うだけで少し気が楽になりませんか?
私はそう思いました。
ガン患者はいつも不安です。
私も不安です。いつもではないですが、不安な時もあります。
ガン患者やその家族ほど不安から解放される必要がある人はいないかも知れません。
さてさて・・・
アレン・カーという人が書いた「安心セラピー」という本の中から。
アレン・カーは禁煙セラピーの著者でもあり、多くの喫煙者を禁煙させたことでも有名です。この本は心配癖がある人に、禁煙セラピーと同じメソッドである「イージーウェイ」という方法を使用して対処しようというものです。
その本にあった、ゴールデンルールというものを抜粋します。
1.ポジティブに物事を考える
2.何か心配事が起こった場合、その問題をすぐに解決することができないなら、まず解決のためのプランを立てる。解決策が何もない場合は、その問題でくよくよ悩んで自分を苦しめても意味はありません。
3.何かが心配なとき「最悪の場合どうなるか?」を考える。たいていの場合、それが現実になっても、実はたいしたことではないものです。
4.心配事や悩みの最大の原因は「分からないこと」でも「知らないこと」は恥ずかしいことではありません。自分の無知を怖くて認められない・・・これは恥ずべきことです。そのことを認めなかったら、一生、心配事を抱えなくてはなりません。
5.恐怖心は「敵」だとか、自分の「欠点」だと思わないこと。それはあなたの強い味方なのです。火災報知器のように身に危険が迫っていることを知らせてくれます。だからあなたは危険から身を守ったり、危険な状況を解決することができるのです。
6.済んだことを後悔しない。同じ間違いを犯さないための貴重な経験だと思いましょう。
7.失敗を恐れない
8.将来に投資する
9.あなた自身、肉体的にも精神的にも強い人間になれる素質を持っていることに気づく。
10.自分の持っている素質を実際の生活で使う。
11.何事も学ぶのに遅すぎることはない。
12・自分の子供に「イージーウェイのゴールデンルール」を教える。
13.充実した生活を送る。生産的で有意義な活動をする。
14.いつも自分の良心に耳を傾けて行動する。
15.正直であることが人生最良の智恵である。
16.何かを悩んだり心配したりすることで大切な宝物を無駄にしない。
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普通の悩みにも使えそうなルールがたくさんありますが、ガンの不安を抱えている人にも同じことはあてはまるような気がします。
いいなあと思ったのは以下のフレーズ。
悩みのほとんどは起こるかどうか分からないこと。
もし「最悪のケース」が起きてもその結果はたいして深刻ではないもの。
私たちガン患者は常に最悪のケースを考えて日々心配しまくっています。
でも、その心配は起こるかどうか「現時点」では誰にもわからないものですよね。
私はここを読んであまり心配をするのをやめようと思いました。
心配しても何一つ得なことはありません。余計に治りにくくなるだけですし。
不安の対処法ー2 死の恐怖
ガン=死だったころ、いや、そうでなくても「死」に対する恐怖というのは多かれ少なかれ誰にでもありますよね。
ガン患者はことさら死の話題を避けます。
以前乳癌のドラマがあって5年生存率87%〜というタイトルでしたが患者から「生存率を削除してほしい」という依頼があってタイトルから削除したということがありったそうです。そのくらい「死」は患者にとって恐怖です。
もちろん私もそうで、ガンの不安の半分くらいは死につながっているためじゃないかと思うくらいです。
でもこの本を読んで少し死の恐怖が薄らぎました。
「臨死体験」立花隆
不安の根源は「死ぬ間際ってくるしいんじゃないのかなぁ」と思っていたのですがどうやらそうでもなさそうなのです。
驚くことに臨終時の表情を研究した人がいて、臨終時には安らかに死ぬ人が多いらしいです。本の中にはこうあります。
(以下引用)
人は死ぬ時、安らかに死ぬ人が多い。社会保障研究所の井上勝也氏の1175名の老人の臨終時表情調査によると「安らか」が70.6%、「無表情」が14%、「苦痛」が10.7%、「興奮・緊張」が1.5%となっている。これは平均の数字で死因によってパーセンテージは多少変わってくる。死因のうち老衰は約20%であとは何らかの病気で死んでいる。末期がんの場合でも実に69.2%は安らかに死んでおり、平均とあまりちがわないのである(引用ここまで)
臨死体験をした方の中には、死を恐れなくなったとか、この世のものとは思えないほどの快楽だったなどの感想を言う方が多いそうです。
死の苦痛というのはあまりないらしい。
そう思うだけで少し気が楽になりませんか?
私はそう思いました。
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